境界域
ひだかたけし
幾つもの黄土の波線が
水浸しの校庭を遥か越え
何処までも走っていく
わたしの意識は冷え冷えと
その光景に呑み込まれ
どんどん平たくなっていく
荒い呼吸を繰り返し
次第に遠い意識の断片と化す私
の
この酷い胸苦しさは何なのだ?
自由詩
境界域
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ひだかたけし
2017-10-22 16:01:24
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