朝
星丘涙
生まれたばかりの朝に
人々の小さな営みの息づかい
まあたらしい魂の叫び
生まれたんだな
なにかが
よろこびも かなしみも
よちよち歩き
疲れきった夜までは
まだ時間があるようだ
今のうちにお茶でものんで
のんびりとしたい
静かな街が活気づくまで
戦いが始まるまでの
ひととき
そばにいて話をしましょう
こんな朝は
まだ余裕があるのです
自由詩
朝
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星丘涙
2017-10-08 08:45:21
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