空しい
星丘涙

わたしは虫けら
幻をつかむように
漂っている

憂いに暮れ 悲しみを懐く
終わりにしたいと呟く夕暮れ
陽は滲み落ちてゆく

わたしは抜け殻のよう
風に吹かれ飛んでゆく

頬杖ばかり ため息ばかり
わたしはそういうもの
なんの楽しみもなく
飯を食らい 生きる



自由詩 空しい Copyright 星丘涙 2017-09-28 08:27:40
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