なんども川を越える
はるな
コンクリート をささえる
コンクリートたち 笑う
あたらしい髪型 の 誰彼
かまわず 好きになる すぐに
かんたんに
壁や布や空 や
バス、トラック、タクシーのぴかぴか
二世帯住宅 みどりのくつ下
牛舎 夜 高校生たち 夢そのもの みたいな
正しさ
長い歌 とか 息継ぎ
とくだいのビスケット わたしは
いつまでも 覚えている 周波と
ひきかえに
なんども川を越える
なんどでも君を忘れる
自由詩
なんども川を越える
Copyright
はるな
2017-09-11 17:25:07