秋の煙
吉岡ペペロ

腕に生ぬるい風が

夏の叢に虫の音が

頭に響く星のこえ

秋の煙を幻視する


過ぎていく

一年が

三年にも十年にも

万年にも光年にも

思える

還ってくる


腕に生ぬるい風が

夏の叢に虫の音が

頭に響く星のこえ

秋の煙を幻視する









自由詩 秋の煙 Copyright 吉岡ペペロ 2017-09-10 20:27:10
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