euphorie~euphorieスイング & バイ
おっぱでちゅっぱ。



埃っぽい風に。
影は躓く。歩幅が踊る。

冷めた肌に田園風景。
サヤに行儀よく並ぶ蛙。
未だ冬眠している。

沢山がぶら下がる卵胞を、
睨み落としたくて。
見つめた後に瞼を閉じると、
温かいなんて、知らない。
樹皮を深爪した指先で剥がしては。春。
動こうとしない私。を、知る私。
蛙。幼生の。群生が。
ぬめりながら、膜の向う側から。
見られている。から、春。


いとおしいを。
てばなすこと。


走り抜けるようなお散歩。
吐き気。道端で裂く蛇の皮と、
吊るされた身。
躓いた脚の指先が、沢山。
いいえ。あれは、頭。
団子状に絡まるような博愛。に、
睨まれているようで。
千切れた頭を蹴飛ばしていく。

蛇を頭から裏返したことがある。
独り遊び。
気の遠くなる息切れと目眩。
青く腫れた傷を圧されるような感覚。
見られている。

足音。の、
トンネルを抜けた先、
裏返された皮。
お友達100人の棘に蛙を刺して、
200円の爆竹で破裂させる遊び。
秘密が綺麗なのは、
そういう事。の、記憶。


あめにうたれて。
よりそわないの。


跳ねる鉢植え。
毎日のように植えた、
蛙に花が咲かない理由。
卵胞からの景色は、
乱反射する露。
一粒ずつ仕留められたならば。
白色の朝焼け。だった。
火傷できるだけしあわせ女の子。
Je t'a音がする。息切れて筋を弾く。

裂いたサヤから落ちた蛙が、
台所の受け皿から跳ね、
頭から裏返り蛇になっていく。
結果は後日ご連絡ください。
植えていく。植えて、いく。


ゆれるふぉりあ。
ゆーふぉりえ。
いいえ。
オ イ フ ォ リ


夕御飯の時間に、
鶏が鳴くから。
揺り動かしてください。
ついばむ頭だけを残して。
躓いたりもしない鶏脚が駆ける。

呼ばれたように蛙の脚も芽吹き、
後ろの風景の高さから。蛇。
聞こえたの。春。
月明かりに這え廻る鶏冠を掬って、
水槽に泳がせたなら、
暖かくなると教わった。


Nous
Nous
Nous
Nous


スイング & バイ


   
躊躇する歩幅を知っている世界。
あの冷めた田園風景。
黒い猫が午睡している。

まどろむ柑橘に夏を終わらせる。
動こうとしないヒマワリの群生。

走り抜ける光。
を、避けられる遠い夏の記憶。
麦の藁で作られた帽子のような景色。
子供っぽいメモリー回路。
アサガオの花。
仕留められたならば朝焼け。だった。

知らない涙に魚は泣かない事を言い聞かせたんだ夏。

それは そうなるものであるかもしれない。

確かではない理由は揺り動かされて、
記憶されているんだ夏。

夕方のスイング&バイ
揺り動かしてください。
例えばラムネ菓子。
ほとんど詰まらせている。

どうぞ、子供っぽい名前の配色と似ていてください。
過去と明日。それが晴れていますので。
ねえ。それは非常に暗い。
ねえ。震える時間と、
成長する月明かり。夜。
スイング&バイ。
ふざけている。
自由としたの。方法を。
夏。目を瞑れるれど。
黒い猫の夜空に見られているの。
転んでも笑ってまた転んであげる。

秋は秘密。

フルートグラスに猫を。
アラザンが浮遊する。
スイング&バイ。
少し苦い思い出を、
わたあめを溶かしながら。冬。
舌打ちを、する。



自由詩 euphorie~euphorieスイング & バイ Copyright おっぱでちゅっぱ。 2017-09-09 00:04:09
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