fake? face?
ムウ

鈍く 太く 深く

息苦しさを覚えてたあの瞬間(とき)も

探し出すのさえ面倒になってしまう所に

いってしまっていて記憶と共に遠ざかる

ほら まるで空高く昇る風船のように


天か 地か 何処か

止めると内側からの抗議が

吸うと外から内へ攻めてきて

何もかもがどうでも良くて

無の中に 行き場のない

声は中で虚しく蒸発を選ぶ


色彩など リズムなど 変化など

すでに超えてしまったようで

乱れなど無くて平等 平坦

相手のわからないものとの

調和を取り 平和を選ぶ

悟られない平和を

塗り固められた 虚偽の王国さ





自由詩 fake? face? Copyright ムウ 2017-08-18 16:49:43
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