りぼん
星丘涙

工事現場の空を
トンボが
とんでいた



過ぎ行く夏に
思い出の詩たち

とまどい
惑った
言の葉のリボン

また来る夏のどこかで
ほどけばいい

それまで
しまっておこう



人夫たちは
真っ黒に日焼けしていた




自由詩 りぼん Copyright 星丘涙 2017-08-17 14:52:33
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