卯月とわ子

雨が降りました
きらきら
赤く眩しい雨が
沢山たくさん降って
町も赤く染まりました

昔話です

貴女は笑いました
わたしはどんな顔をして
貴女の前に立つべきだったのでしょう

お昼にサイレンが鳴りました
どこかで家が燃えたのです
食卓は一人
貴女ももう居ないのです


自由詩Copyright 卯月とわ子 2017-08-15 16:14:45
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