哲学の道にて
服部 剛

哲学の道を入り
敷石をふみしめ歩いていた
(道の傍らをさやかに水は流れ)

遠くから、外国の男性がふたり
こちらへ歩いてくる
僕は敷石を一旦、下りて
道の外れに身を引いた
(弾む英語の言葉は流れ)

たとえば
今、煩っている
自分の重たい考えを一旦、脇に置くこと

もやもやは
すーっと通り過ぎてゆく  






自由詩 哲学の道にて Copyright 服部 剛 2017-07-27 22:42:09
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