倉科 然

一輪の花火が咲いた

私はナミダ流し

あの花火になりたいと独り言ちた

火薬とともに大勢の前で

星々が見おろす空で

ナミダを拭うと私は

火薬をつくり始めた

私は花になる


自由詩Copyright 倉科 然 2017-07-07 04:16:40
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