停滞
信天翁

   猫背に貼りつけられた
       気・血・水が 
梅雨空に 漂いあふれたとき
   古里の 知人の面影が
   浮遊してくる そして
       そんななかで
 卒寿の息は磨り切り始める
 やがて ぶっりと・・・・
そうだ 天命のしわがれ声が
    漂ってくるのだった



自由詩 停滞 Copyright 信天翁 2017-07-05 15:14:52
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