水虚
信天翁
蒸し暑い 水無月の夜
ベッドで 寝返りを繰り返し
枯渇した 卒寿の大脳をもてあそぶ
だが 暗黒の寝室には
琴線の余韻はない
笛や太鼓の山彦もきこえない
沈潜した半生を 折畳む雑音以外
自由詩
水虚
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信天翁
2017-06-30 13:55:04
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