私の放物線
花形新次

びっくりするような方向に
シッコが飛んでいく

自分のチンコ状態を
よく確認しなかったために
皮にチン毛が挟まって
シッコの軌道を
変えてしまったからだ

下手をすると
隣の便器にまで
到達していることもある

でも、それならまだマシかも知れない

大半は
出し切った後に
足下を流れるシッコの川を見て
「エ゛!」と変な声を出して
飛び上がりつつ
人が見ていないのを
確認したりするのだ


自由詩 私の放物線 Copyright 花形新次 2017-06-29 20:34:24
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