夜食
(の_の)

水はけのわるい布団で 寝汗をぐっしょり
 その上を歩くと 足下から不快な感じが
ねっとりと ただ 感 情 が
あふれ出していた ので。  冷蔵庫
開けたんですね、暗い部屋で。
    ぼんやりと、明かりが、冷蔵庫の。
すごく魅力的で、やっぱりテニス部に入
ればよかったな、なんて思った、よ
             先輩、元気
ですか? 私は元気。
  暗がりで魚肉ソーセージを食べながら、
 キラキラしたものを うそっポイものを
   ツチノコ的なもはやあるのかないの
かわからない思い出を
    (たしかあったのだったと思う)。

必死に  思い だそうと、した
から、水を飲む ガブガブ飲む。 外
では理論上
、人がいっぱいいて楽しそうだなと心底
思う。みんな元気ですか?
みんなは誰ですか? みんなは、わたし
キラキラしたものが大好きです。すれ
 違う人 全員 に  ハイタッチ
   がしたい だけです。冷蔵庫を
    閉めると、目の奥にうっすらと
まだ、あたたかい 光が  残っていて
そ れを必死に いつでも 思いだせる
    ように、上書きするんです。
  きっとそういうことなんです、 ね。


自由詩 夜食 Copyright (の_の) 2017-06-20 02:58:48
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