真昼であろうと
吉岡ペペロ

初夏の存在は風だけになびくわけではない

ひかりや悲しみ

宇宙を幻視する

真昼であろうと大きな時間を見つめている


きみがいま地球で大切なことを

ぼくは散り散りになって守るよ

誰も知らないことだけれど

何千年もかけてそれは風になる

大きな時間できみを守るよ

きみがいま地球で大切なことを

ぼくは散り散りになって守るよ


初夏の存在は風だけになびくわけではない

ひかりや悲しみ

宇宙を幻視する

真昼であろうと大きな時間を見つめている







自由詩 真昼であろうと Copyright 吉岡ペペロ 2017-06-18 21:48:41
notebook Home 戻る  過去 未来