シンフォニー
ミナト 螢

人は上を目指す為に生きてる
時々は下を気にかけながら
階段で交わす握手のように
僕等はひとつになる事もできる

勝ち負けがあれば流れる涙は
シーツの上の透明な宇宙
君が強くなる理由を探して
どこまでも旅を続けて欲しい

発光するのは人間の方で
都会のビルの明かりは電気式
僕等はどちらも信じているけど

人は上を目指す為に生きてる
空も太陽も月も星もねぇ
遠くにあるから手を伸ばすんだ
美しく見えるから目を開けるんだ


自由詩 シンフォニー Copyright ミナト 螢 2017-06-13 20:06:44
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