夏への扉
坂本瞳子

初夏の兆しが止まない
桜が散ったのはついこの間のことだというのに
雨季をもろともせず
気温とは上がるものだと知らしめる
若々しい緑が輝きを放つ姿を見て
今だけだと鼻で笑ってやろう
夏が来る前に
私は新しい冒険へと旅立つのだから


自由詩 夏への扉 Copyright 坂本瞳子 2017-05-28 17:49:17
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