従家庭慰安夫
花形新次

従家庭慰安夫として
強制的に何度も
クンニをさせられた私は
家の前に
舌を出して前屈みになっている像を
建てようと計画したが
私の妻を代表とする
日本先にイカせろ婦人の会の
猛烈な反対に遇い
断念せざるを得なかった
何故なら本家と違い
訳の分からない変てこりんな
自称詩人が味方になってくれることもなく
無力な私一人では
強力な夫人の会に
抵抗する術がなかったからだ




自由詩 従家庭慰安夫 Copyright 花形新次 2017-05-23 20:09:25
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