痩せ我慢
信天翁

錆ついて 細く小さく 縮こまった
わが古家を 見くだすような
裏の隣りは
新築された豪邸が
( うらやましくはないけれど)
そっと 小窓をあけている
あたかも 
春が来たよと 囁くように・・・
「なんだって こっちは すでに
  初夏を 迎えているんだ ぜ」



自由詩 痩せ我慢 Copyright 信天翁 2017-04-15 14:30:32
notebook Home 戻る  過去 未来