グエロ
本木はじめ
眠たくて思考回路がぐにゃぐにゃとマーヴル模様に溶けてゆく午後
コウモリが戯れている春の宵ゴーストたちと花見してます
黒い文字無数に踊るタンバリン片手に踊れ闇の俳人
携帯の着信音が鳴り響くお花畑の棺桶の中
こっちから聞こえる声とあっちから聞こえる声です秩序を笑え
電子音に合わせて刻む野菜とか果物とかをばらまく。 春です
アルプスの少女ハイジのブランコのチェーン握るの疲れたとかさ
裏庭の垣根を越えるぼくたちのベースラインは未だ正常
「ハイ」と言いきみが頷き簡単に世界はアイスクリームで解けた
レンタルカー飛ばして墓場へ一直線ぼくら交通事故だよきっと
壊れた夢だからこんなにりづむがわるいんだねつくりなおすね
逆さまの世界で逆立ちしてるよなこんなぼくですきみが好きです