仮面


ささいなことだった
君が僕の前で
仮面をかぶっていたことに気づいたのは

一度気づいたら
君の仮面は僕に見えるようになった

仮面が外れたときの君の顔は
あまりにも美しく

仮面をかぶったときの君の顔は


君の仮面と笑いあいながら
心では寂しく思う
哀しみを感じる

そして僕もそれらを仮面で覆い隠す






自由詩 仮面 Copyright  2017-04-05 02:51:18
notebook Home 戻る  過去 未来