休憩
坂本瞳子

ただ休んでいい

どうにも身体がいうことを聞かないときは
休んでいればいい


休むしかない

笑顔を作れず
前に進めず
指さえ微動だにせず
涙も零れ落ちない

そんなときは目を閉じて
動こうとせず
横たわって
じっとしていい

考えることすら止めて
気持ちも思考も
休まるように

この世の中のすべて
なにもかもを
忘れてしまっていい

大丈夫だから


自由詩 休憩 Copyright 坂本瞳子 2017-03-20 22:32:56
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