なきたいときはなきなさい
なにもがまんするひつようはないんだよ
じぶんでじぶんをだきしめて
つよくつよくだきしめて
ひとりでなくのはわるいことじゃない

だれかがこういっていた
なみだはひとをつよくします
だからかなしみましょう　なきましょうと

ひとのめなんてきにすることはないんだよ
なきたいときはなけばいいんだ
それでそのままねむりにつけたら
きっとてんしがゆめのなかできみにあいにくる

なけばいいんだ
なきたいとおもったら
それはよわむしだということじゃない

ひとはわらうこともなくことも
できなくなったら
いきていくのにたいせつなものを
なくしてしまったことなんだよ

だからないていいんだよ
なきたくなったらないていいんだよ
ただじぶんをかわいそうだとおもっちゃいけないよ
それはじぶんのたいせつなものをなくしてしまうことだから

もしもいつかきみがなきたいときに
いっしょにないてくれるひとにであったら
そのひとをだいじにしなさい
しあわせにするというひとはおおいけど
かなしみをわかちあってくれるひとはとてもすくないから

だからひとはないていいんだよ
だからきみはないていいんだよ
だからぼくもなくときがあるんだよ