二人乗り
灰泥軽茶

煙草をくわえて自転車漕いでる
大福のような
ちょこんと後ろにおばあちゃんのっけて
坂をゆっくりと登っていく
自分はまだおっさんだとは思っていないようだけれど
もうとっくの昔におっさんだよ
荷台には小さな母さん違いないけれど
おばあちゃん
なんだか嬉しそうに笑っているよ
ペダル揺らぐ煙
二人の背中



自由詩 二人乗り Copyright 灰泥軽茶 2017-02-11 23:51:00
notebook Home 戻る  過去 未来