トランスミッション
差羽ナガレ

何かが欠けている躯

幾ら飲んでも酔わない日々

壊れた人形に話しかける

貴方は病んでいるんだね

可哀想とは思わない

有り触れて零れそうさ

無数の糸に操られながら

巧く演じ切れるだろうか

舞台装置の幕が降りるまで





自由詩 トランスミッション Copyright 差羽ナガレ 2017-02-09 02:35:24
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