それは「表現」ではなく「現象」なのです
ベンジャミン
まずは詩を読んでください。
君の手をにぎる
君の手をにぎる
一生懸命話しかけても
君は空の話ばかりする
君の手をにぎる
君は空を眺めているのに
まだうつむいている
君の手をにぎる
君の見ている空が
赤く染まるのを待つ
君の手をにぎる
君が見ている空のように
大きくはないけれど
君の手をにぎる
君の手は
にぎられていることに気づいている
まず一連目ですが、「動作」から浮かび上がる「心象」を表現しています。
次に二連目ですが、「動作」から及ぶ「心象」を「現象」として表現しています。
そして三連目ですが、「動作」が「心象を動かす」ことを「現象」として表現しています。
さらに四連目と五連目ですが、「動作」「心象」そのものも「現象」として表現しようとしています。
つまりそれは「表現」ではなくて、書かれているそのものが「現象」なのです。
「心象」と「現象」は区別されるものではなく、常に同時に存在していると、僕は考えています。
さて、、、まぁ こんな感じです。実はうまく言えません(笑