花びらを口に
暗闇れもん
花びらを口に
それだけでなんとなく
ね
特に赤い薔薇の
シルクのようなさわり心地の
それとも華やかではなく清純かしら
春めいたチューリップの
モグラに勝てるくらいのすずらんの毒の小瓶を隠し
今か今かと
ツバメが来るのを待っている
自由詩
花びらを口に
Copyright
暗闇れもん
2005-03-06 16:34:26
この文書は以下の文書グループに登録されています。
街の魔女より