添う憑依、微々たる湯炎の中で。
狩心

児童、制御装置は茶道しなかった
その代わりにユメ、爆発装置が痴爆し、
乱れた声帯は絞められた着物を
逆再生にチギリ、
バラマイタ、、

アクる日の夕方、
まだ煮え切らない泡は
美しい器の中で動かなかった
それを見ていた意、伝シ操作太刀は
掛けられた罪の壁から剥がれ落ち
夕暮れの火が当たる、
薄紫色のナイシュッケツした床に
沈んでいった
底なし沼のように
緩やかにやさしく

僕らは影だった、
血生臭い遊びを忘れた
家のない獣だった

たまに尻尾に止まる蝶々を眺めては
それが飛び立たないように
じっと
じっと、身を硬くしていた

イシと成り佇み、爆音と共に粉と成り降り、
ナキ家の瓦礫の下でずっと
来る闇を肯定していた

滴り落ちる生贄の汗を飲んでは
個々炉の中で踊っていたのだ

そんな浅ましい死体を捨てて
私達はひとつの大人として、
何もない無縁のこのチの
風の中に立った


自由詩 添う憑依、微々たる湯炎の中で。 Copyright 狩心 2017-01-11 10:37:30
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