しあさっては
坂本瞳子

最果ての町
出会った少女
風の音
足跡
明日と
またその明日
赤い靴
砂に塗れて
それでも煌めく
不意に浮かべた笑顔
ほんの一瞬
泣いていたのか
風に掻き消されて
飛んで行った
弥明後日


自由詩 しあさっては Copyright 坂本瞳子 2016-12-03 02:09:18
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