コスモタウン
ミナト 螢

都会のイルミネーションがひとつ
消えたとしても誰も気付かない

明日の私はもうこの街を出て
大粒の星を眺める夜空に
傷付いた心を住まわせている

ほんの少しの間だったけれど
一緒に居ると嬉しかった事
あなたの笑顔が続くようにと
今も変わらずに言葉を探し

遠く離れても側に行けるなら
私を支える剣を抜こう

初めて書いた恋文の最後に
星の欠片を添えられたら良い


自由詩 コスモタウン Copyright ミナト 螢 2016-11-11 21:13:28
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