強くなる者たちよ
颯太@

嗚呼 月が逃げた夜に
刻まれし運命を 憂いて
微熱帯びてる少女
癒えることなきメロディ 口ずさむ

群青の 空の下
散らばる鼓動が目覚める
新しい 瞳は今 何を捉えてる

躍り狂った 地球(ほし)に旋律を描いて
僕らの心音(ねいろ)よ 切り裂いてゆけ
孤独に濡れた 花弁堕ちるその前に
この手を握れよ 傷だらけでも
強く生き抜く為に

嗚呼 胸を高鳴らせる
優しげな景色など もうない
俯く必要ゼロ
こんなにも美しい ヒカリが

君の中 アイツの中
所狭しと煌めいて
新しい 奏でを今 時代に放つ

躍り狂った 地球(ほし)に戦慄が走って
共鳴の影で 立ち上がる人
終焉(おわり)を告げた 夏に置き去りの涙は
動かぬ証拠さ 振り向く度に
“変わった”と讃える

いつまでも 強くあれ
限界を決めるのは 他人じゃないぜ
リミッター外し 更なる高みへ ゆくよ

躍り狂った 地球(ほし)に旋律を描いて
僕らの心音(ねいろ)よ 切り裂いてゆけ
怯え過ごした 季節を踏み潰したら
不完全な明日へ 共に駆けよう
ブレイヴァリィを胸に

強くなる者たちよ




自由詩 強くなる者たちよ Copyright 颯太@ 2016-11-08 01:48:00
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