【歌詞】アシッドブルー
八雲みつる

西から夜(よ)が来て ざわめく森
乞食たちは騒いで 気狂いは遠吠え
丘の教会で鳴った時計の音
緑に木霊してゆっくりと消えてく

どれだけ 生きれば

狂いそうなもどかしい 呼び声は
昨日上げたあの子の嬌声に似ていた
絶望を切り裂いて進むのなら
この世界の全てを切り裂いて行くと知れ


明日なんて来なきゃいいと呟いて
燃え盛る炎に薪を放り込む
できればこの身も焼き尽くして
永遠に終わりのない楽園に行きたい

どれだけ 生きても

終わりの見えてこないこの日々は
いつか未来に続くと信じて生きていた
君のいない空の下一人ぼっち
どれだけ涙を流したとしたって


どこまで 生きたら

狂いそうなもどかしい 呼び声は
昨日あの子の上げた嬌声に似ていた
君のいない空の下一人ぼっち
どれだけ涙を流したとしたって


自由詩 【歌詞】アシッドブルー Copyright 八雲みつる 2016-11-07 20:41:06
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