ひびき あきら


蒼い月は 私の瞳

はたりとこぼれる 

淡いきらめき

鏡の水面に 足をのせれば

静かにきしむ 時の廊下

真っ直ぐに延びる 旅路の先は

何一つとも 見えはしなくて

ぽっかりと 窓から覗く月は

私をじっと見つめていた




蒼い月は 私の瞳

藍の空は いつかの私

夢の旅路を進む明日を

私はまた 見つめ続ける


自由詩Copyright ひびき あきら 2016-10-01 16:50:52
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