SNOW
nemaru

夜勤明け
隣どんくさかったからキュウリめっちゃしんどかった
俺今アニメ化したらレイプ目なってんで
木村(さっぱりした木村)
「疲れすぎて?」
「眠すぎて」
家具団地前でバス待ち
朝焼けみながら黙ってると
途方に暮れながら
落とし穴から這い上がる思案に暮れてる感じ
朝焼けは
抜いてる
与えてる
「なにもない」結論
でも
なんかしら染み込んで
網膜がコンポの中みたいに どぅんどぅんしよる
バスを待つそれぞれがどぅんどぅんと貯めている誰にも話さない朝焼けの感慨を集めたい
蜂蜜みたいに蜜壺みたいにねっちょぉ…
たまに思う
それをして何の役に立つか説明できないから
なぁ、と話しかけられないだけで

でも
もし蜜壺 集めるためのギグがあったら「カンペキ宗教やん!」言う 絶対言う
そこは絶対譲れんし
あらかじめ
空中分解するように仕組まれてる どっちからでも開けれるようにミシン目入ってる
エタヒニンができたみたいなこと
寝ぼけながら
思う

スマートフォンから得たほうを話す木村は「安心してください」
だから
本で読む
朝焼けを

"自然現象をいつしか/恥ずかしいと思ってた”

バスで電車でぶつ切りに寝ながら
メモに打ち込んだ言葉は
2000を越えた
下のほうは

ナツい


家に帰る

布団に寝転んで
俺が詩集を編むまでの映画を想像して
あほほど地味で笑う

せりふ一個もないやん(笑)
プリンターの印刷してるとこ バラード流そか
どこで泣くねんこれ(笑)

<シーン1カット1 ファイ!>

蛾ぁ いっぱい入ってる自販機って、なんか嫉妬すんなあ?
おれ、別にせえへんけど…なんか きちゃないやん
あなた、そんな内っかわまで入り込んで、ちゃんと嫁は見つかりましたか?
どうしたん、ちょいお前、バグってんぞ
安心してください!
人ころさんといてなぁ

こないだな
寝る前
あいつらのこと
検索したら名前
「オオシマトビケラ」っていう



蛾ぁやったわ








自由詩 SNOW Copyright nemaru 2016-09-22 22:34:47
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