目の色
坂本瞳子

眼鏡の向こう側に広がる世界は
本当はどんな色をしているのだろう

このレンズを通して見るのとは
空気の色も違うだろう

無味乾燥なのだろうか
はたまた風味絶佳なのか

カラフルな透明が見てみたいけれど
黒で塗り潰したくなるかもしれない


自由詩 目の色 Copyright 坂本瞳子 2016-07-14 01:59:32
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