第六流星群に託して
梅昆布茶
流星群は遥かな時の大河へと降り注ぎ
銀河の魚は朝の食事の最中だ
僕の骨は白く乾いた砂に埋もれて
グレープフルーツムーンはたわわな君の胸のよう
僕はたぶん前より人との距離の置き方が上手くなった
独りの時間をより楽しめるようになった
アキバには職にあぶれたあどけないメイド達が溢れ
JKとおたく男子とサラリーマンとアジアン
タピオカとグリーンカレーに牛丼とマクドナルド
グーグルアースで世界旅行に出かけグーグルスカイで
バルスームのジョンカーターとデジャーソリスを晩餐会に誘う
光と風がとどくところに僕は棲む
空虚の意味を喰らう屍になろうとも
そうきみを ゆうかいしても
僕だって 精神離散しているんだから
誰も捉えられない愛を
串刺しにしてこれぞジャパンクールやきとり
僕たちは模索する
日常的な汚辱に塗れながら
美と真実と善き生き方を