黒豹
星丘涙

高層ビルの灯りを見つめて 黒いドレスに着がえる
サファイヤの瞳をガードして ソファーに独り寝そべる

孤独を鏡に映して 黒い口紅を舐める そして闇に消えてゆく

セクシーに足覗かせ 白い肌を見せつける あなたは黒豹


細いヒール響かせ歩けば 誰もが恐れおののく
一瞬のすきも覗かせない そして男を見透かす

髪をかきあげなびかせて クールに微笑んで見せる 彼女は恋のカリスマ

腰をくねらせ足を組み タバコの煙を見つめる あなたは黒豹


冷静に男を抱きしめながら くちづけは演出して
腰のリズムで男をいかす 全てが計算通り

欲望の街駆け抜けて 冷たく気をそらす 彼女は恋のハンター

冷たいシャワー浴びながら 都会の夜にピリオド あなたは黒豹 


自由詩 黒豹 Copyright 星丘涙 2016-07-01 21:05:16
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