鳴神月(四)
信天翁

   たわいのないことだが
   テレビの予報に反して
  梅雨どきの浅い日差しが
  わがやぜんたいのかげを
 舗道につくってくれるとき
   無聊にあまんじている
卒寿のおひとりさまにとって
      それは それは
        ささやかな
  心情にさそわれるのだょ


自由詩 鳴神月(四) Copyright 信天翁 2016-06-15 11:20:39
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