壊れた肉体
ひだかたけし

昼間の熱光、
眼球を突き刺し
神経に塩揉み込み
叫び脈打つコメカミ

何をこれ以上耐える必要がある!

烈火の太陽、
脳髄に爆発し続け
逃走の情欲に顔埋め
爆音ノイズ掻き鳴らす
毒をモッテ毒を麻痺させ

ああ、あの夕の水の色が
薄く澄んだ青の天空が
斜光の余韻響きと共
霊気孕み懐かしく
二度と到来しないというのなら、
この魂の強度
遂に限界を
露呈する


紫陽花、いよいよ青く蒼く深まりゆくこの時節。


自由詩 壊れた肉体 Copyright ひだかたけし 2016-06-06 19:03:09
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