ぬくもり。
梓ゆい
「愛しているよ。」と言い残して
見慣れた姿が粒子になった。
きらきらと暖かな光に包まれて
零れ落ちる粒子を取りこぼさぬように
私は見えなくなるまで抱きしめた。
自由詩
ぬくもり。
Copyright
梓ゆい
2016-06-05 16:46:06