nemaru

昨晩
廃工場で
なにかを倒した
主人公の
何食わぬ顔の後ろで
アシスタントの絵柄で
登校して
以来
もう
どこにも出てこなかった
ぼくは

きみと
暗渠で
出会った
わけでもないのに
なぜかひくつで
きみを
隠そうとし
殊更
おだやかに日々を
すごそうと
まいにち
帰りの
駅のごみ箱に
スポーツ新聞みたく
一日分の
それを
雑味だと思い込み
捨ててかえっていたのだと思う



たまには、
叫びたいもんだね
目が
きらきら
しないていどに



たまには、
濡れた服でおかにあがるような
うんざりするほど
ずっしりした

月曜日を
味わいたいよ



遊園地は
ぼくじゃないから
中が見たい
外にだしてみたい

たまには、
どうなってるかなって



自由詩Copyright nemaru 2016-05-22 19:41:15
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