100億年hayataro
花形新次
今の今、あるところに
100億年hayataroくんがいました
hayataroくんは古文漢文がいつも赤点で
先生に叱られていました
今度赤点取ったら留年よと言われ
hayataroくんは困りました
また留年すると41回目です
hayataroくんはお金がなかったので
これ以上は留年出来ないのでした
仕方がないので
古文漢文の教科書を一日中
御飯を食べるときも
うんちをするときも
寝ているときでさえ
離さないことにしました
するとどうでしょう
hayataroくんはみるみる古文漢文が
上達してこんな感じに成りました
「hayataro!学校の時間よ、起きなさい!」
「眠きかな、まだ起こすべからず」
「何言ってんの!遅刻したらそれこそ留年よ!」
「煩きかな、放っておいて欲しいなり」
その年もhayataroくんは
やっぱり留年しましたとさ
めでたし、めでたし