魂の核
ひだかたけし

呑み込まれていく織り込まれていく
巨大な力と熱のうねりに
圧倒的で繊細な愛の織物に

わたしの中で蠢き思考し活動する力の流動体が
人生の不条理こそ条理と響く木霊の透明未知が
受肉の快と苦に、恐怖のうち独り闇に目覚めた俺を粉砕し
火炎灼熱の坩堝と化し流出する

それは「太陽と溶ける海」だ
無尽蔵の愛の光の供犠が、
永遠の未知を此処に開示する。
然るべき時然るべき処に至れば、
独り在る私という魂も捧げられ。


自由詩 魂の核 Copyright ひだかたけし 2016-04-19 13:38:55
notebook Home 戻る