ガラスの星
yo-yo


天の川や
知らない星々をいっぱい
かき集めてポケットに入れた
夜と夜の
さらに向こうの記憶

赤や黄色の
光の川を泳いでわたる
人さし指のさきから
星がつぎつぎに消えていく
記憶の光は
小さなガラス玉にとじ込めた

冷たく触れあう音がする
ガラスの玉にガラスの玉をぶつける
そんな遊び
闇の中にいまも
闇をひらいて光っている
小さな星をあつめる







自由詩 ガラスの星 Copyright yo-yo 2016-03-24 07:49:58
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