父のこと。
梓ゆい

1947年・父明彦は生まれた。

人々の目を助け・生活を支え
身体を/生命を守る眼鏡とコンタクトレンズを作る為に。

確かに最後を看取り/遺体を送り出しても
すぐ横に・目の前に
ずっと居るのだと錯覚してしまうのだ。

HOYAのレンズに姿を変えて
「目の悪い二人の娘が安心して暮らせるように。」と
見守りながら。


自由詩 父のこと。 Copyright 梓ゆい 2016-03-15 16:13:00
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