特別だから僕は詩を描くんだ
独奏

特別になりたいって言っていた友人
僕もそうなんだ
特別になりたい、なってみたい
みんなが見えない世界を見てみたい
挑発にのった住人がいた
媚びを表面じゃイヤといい
感情をはき違え詩を描いた
ヘコヘコ、ぺこぺこと繰り返す
褒められることが良く
批判されることに嫌悪を示す
道場だから意見はある
認められるために詩を書いている
100人に理解されるより1人の価値観が変わればいい
優しさが甘えを生む
飴ばかりを貰った住人は芸術家と勘違いをする
勘違いは理性を破壊する
自己の殻を壊せないまま
自分を持ち上げてくれる仲間を集める
どこを見ても褒められる
そんな詩はイヤだイヤだ
もう自分に嘘付きたくないんだ
僕も働いてる、当たり前、
でも詩のレベルは下がりません
批判されないと上には上がれません
自分は変われません
分かりません、正解なんて
分かってしまうと、そこが限界なんです
宴会芸の言葉文句はもうたくさん
もっと上まで飛んでみたい
そのためには批判も受け入れる
芸術は初め認められない
縛りがないから動けない
感じ方は人それぞれ
だから使っていく漢字やカタカナ
その一つで変わる価値観
僕の詩は創作料理のフルコース
型にハマらず自由に遊ぶ
決まりは日本語だけ、
吐いて捨てるだけなら食べてくれ
媚びはキライ、媚びはキライ
誰かに媚びても伸びることがない
でもコネは好きなだけ使う
そこから自分を高めていく必要が倍になる
ステータスを上げて、なってみたいすげー奴
弱いと怯えて自分で入った檻の中
自由に飛べる鳥ならば、こんな僕とはオサラバだ
言葉と身体、あれば十分
そう言い切れるのは、ここが孤独だからさ。
母親の財布から抜いた1万円
女を喜ばせて一丁前
罪悪感が快楽を上回る
諭吉は諭吉のままだ、そんな考えだから、誰も止めれない
僕は不幸だからと言って特別を意識して
もう消して、記憶のファイルと電気が暗くなる
ツラくなると癒されたくなる
また泣く。僕はまだ居なく
芸術にすがりつき、見えなくなり
うまい話にチラつく闇、今の流行り、
下の川に流れたアルバム
仲間を売った。少年の涙
描いた絵は明るい笑顔
見ることのできない母親の寝顔
悪い事はいつか見つかる
願い事はいつか叶う
信じた分だけ痛みも多い
期待と共にでかくなる心
芸術の音を聞き分ける
感性なんて磨いても光らない
生まれ持った才能があるかないか
諭吉が僕に振り向く。そんな日まで一緒に歩かないか


自由詩 特別だから僕は詩を描くんだ Copyright 独奏 2016-02-02 22:37:52
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