押韻詩人の言葉
独奏

落としたお年玉が道端にある
種がコンクリートの上で花咲いた
鼻先に持ってこられた餌
それは僕の弱さだと気付いた
無知に夢中になった
自意識だと思うが僕が担った
過剰に反応する感情
部屋にいるときの僕は最強
人生はゲームのような選択肢
サイコロが示す先は光と影
信じていたら痛み分け
名も知らない人が送る賛辞
賛否両論がある才能を信頼
映し出す風景が変わる過去と未来
もっと先を見たらそこに誰もいない
少しのことが嘘に見えてしまい
苦悩する頭を必死で押さえつけた
一瞬に人生は変わってしまう
僕は味わった転落と栄光
孤独と向き合う静寂と喧噪
吐かなくなった暴言と幻想
この詩を書いてるのは誰のため
僕の中の心理は雨と晴れ
甘くほろ苦い思い出、置いておいて
漆黒な闇のコントラスト
僕を苦しめる本当と嘘
何章にも続く。キツく
不安と混乱で手が疼く
薄くなっていった芸術を
僕は2度無理をして塗り返す
パレットには居ない
立っている僕の絵
路上の芸術、そう認められる日まで
僕の頭は止まることはない

流行りのファンタジーが耳に届く
誤魔化されない僕だけは
君の耳に届くまでは
事実を明確に残すまでさ
冷めていった感情論
檻の中で書いたノート
冷たい道路、溢れる欲望
あの日の覚悟、決まった末路
理屈じゃ対応できない
擬似感情が液体
膨れ上がった。もう消したい
何が手違い、苦痛に変わった
鬱になった、孤独と共にすぐ無くなった
コップいっぱいに弱音を吐いた
1日もすれば溢れてしまった
コップでは足りないから
大きなバケツを用意した
キャパが大きくなればなるほど
弱音は何度でも繰り出される
僕と書いて弱い人
黒と赤が怖い色
弱音をぶつけたら喧嘩になった
思っていた展開と違った
弱音が本音、そんな風に読んだよ本で
だから溜め込んでいった
知らずのうちにこの現場に挑んでいった
日本でただ、やれると分かった
母国の言葉を操った
売った賭けが返済できず
リストラされた人が首を吊った
静かに燃やした期待や信頼
押しつぶされて燃えカスになった
限界を知ったら楽になった
挫折ってのが役に立った
枠にハマった生き方がキライ
コントロールが悪いから
悪送球を投げちゃうから
それが僕のカラー、
本音を言える?まだ、
止まれない理由がある、ただ、
言い訳が美しく見えてしまう
白いパレットが消えてしまう
生きています。生きてみます
生きたいと思っています
だから世の中に残ってます


自由詩 押韻詩人の言葉 Copyright 独奏 2016-01-24 14:17:00
notebook Home 戻る