詩投稿サイト運営者の孤独
花形新次

イタイ人が集う場所になる

その可能性については
十分予測できた
でも、文学の新しい地平が
切り拓かれるという
期待の方が大きかった
そうしなければならない
使命感の方が強かった

実際、初めは良かったのだ

月日が流れるうちに
なんとな~く、嫌な感じ
「あれっ、こいつ変だな?」
「えっ、こいつも変だぞ?」
が芽生え始め
やがて
横に広がり
縦に侵食し
あっという間に
イタイ人のワンダーランドと化してしまった

そのイタさ酷さと言ったら
気の効いたツイートの足下にも及ばない
これ読む時間があったら
自分の肛門でも見るよ
ぐらいのレベルだ

サーバーの維持管理に掛かる
手間やコストを考えると
今すぐやめたいと思う

買う人がいたら売りたい

ダメなら
せめてノーベル賞を貰いたい
病人や働かない人
友達のいない人、貧乏な人
才能のない人、モテない人
バカな人、臭い人、包茎の人
ブス、デブ、ハゲ、童貞
包茎、泥棒、振り込む人
振り込まれる人、デモ参加者
共産党、包茎の人、ペチャパイ
キンタマ王子、包茎
すべて含めて
イタイ人を
こんなに楽しませたのだから






自由詩 詩投稿サイト運営者の孤独 Copyright 花形新次 2016-01-08 20:33:09
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