贅沢感覚期
朝焼彩茜色

贅沢な感覚の増す 時を澄ます窮の弓が張る
移ろい四季は何者に身を委ねたのか

とても暖かい

案ずることを止めないが
四季はいつだって研ぎ澄まされた手先からの仰ぎもので

意志を持っているにも関わらず
何者かに身を委ねている
意図を待ち侘びながら 佇みの凍てつく紺空

迎えながら学びのない私をお許し下さい

贅沢な感覚の360度を袖のほろ酔い感触は
等身大の無理のない小さな銀河を

また一つ 創ろうとしている

とても暖かく

背筋を伸ばして


自由詩 贅沢感覚期 Copyright 朝焼彩茜色 2015-12-29 14:56:36
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